『究極の選択』 | ★AMI-go☆around★

『究極の選択』


児童文学作家 森 絵都の短編集『ショートトリップ』の中から

『究極の選択』。


わたしが朗読作品に選んだ物語で

この短編集の中に入ってる物語はどれもシュールなもの。

自分の声で美しい話や微笑ましい話を読むのは合わないな と思ってこれを選んだ。


しかも『究極の選択』の主人公が妙に自分と重なる気がした。


主人公は少年で、旅の途中に砂漠で死に掛かる。

そこに動物を引き連れた老人が現れて…。


最後に少年は

『人も動物もあてにはならない。自分だけがたよりだ。』

と立ち上がる。

しかも老人が分析した少年像が…なんとも自分のことを言われてるようでもあった。



そして皮肉にも わたしのところにも究極の選択が訪れた。


『この究極の選択に彼はまさしくその生命を賭けた。』


その内容はこの物語とは全く違う。

けどわたしの人生が掛かった究極の選択だった。


そして結局のところわたしは裏切り者になってしまった。

もうわたしは死んだと思って。

わたしの存在が消されてもいいと思った。

結局第一声としてそんなこと言えなかったけど。


この大きな失態を今後どう自分なりに処理できるかは分からない。

正直言って分からない。


わたしが人生を賭けたと言っても その賭けたものの方から

わたしの手からするっと抜けて行くかも知れないから。

うーん。いや、まだ手も届いてないのが現状だ。



だけど今日は久々に熟睡できた。

レポートラッシュ明けに よし!寝られる!と思ったら…の出来事だったから。

はい、そしてまたレポート再開。