『アメリ』 | ★AMI-go☆around★

『アメリ』


2001年フランス映画 『アメリ』をGyaoにて鑑賞~。


クリスマスだからって外に出る勇気も元気も無く。

画質の悪さとCMが入るのさえ我慢すれば PCがタダで楽しさを運んで来てくれるのさ

今の時代。



前から気になってた映画だった。

主人公は空想少女アメリ。

その彼女がそのまま成人して、物語の中心はアメリ22歳の日常。

いやぁ…自分に近いもんがあったのだ…。


んでも アメリみたいにカワイクなかったらタダの変人て言われて終わりなんだー

ちっ。


…ま、それは置いておいて。

わたしは知らなかったけどコレが社会現象にまでなったヒット作ということは…みんなそうなのかな。

みんなアメリなのかな。


ちょっとした幸せなことが起きると その幸せを誰かに分けてあげたくなるし

でもまた違う日には奇跡なんて信じられなくなってたり。


生身の人間に向き合うことに不安で自分の殻の中で生きてしまったり。


だけどたまに大胆なこともしちゃって…異様な行動力があったり。




一番初めの方のシーンで

窓の向こうにお城みたいな建物が映ってるシーンが凄くカワイイ!と思ったのが最初だけど、

“窓枠”がすごく画的に印象的だった。

けっこう“窓枠”はこの映画でキーポイントかもしれない。


上映時間の2時間15分、その間に途中ダレそうになったけど…

でもちょこちょこ面白くって ぷっ っと笑えるから目が離せないんだな。

ちょっと突っ込み入れながら観てた。


ごく普通の日常でのおとぎばなしだから

壮大な世界観も無ければ壮大なシーンも無い。

でもココで起きるドキドキ感はすごく親しみのあるもの。


内容もさることながら、画がかわいくって 心くすぐられるものが沢山あった。

一コマ一コマが画として成り立ってるってゆうか・・・・

壮大なシーンが無い分、細かいところが詰まってるかんじ。

・・・あぁ、アメリってコが人が気にならないコトに気付いて喜々とするコだからなのかな?

室内のシーン(特にアメリの部屋)も町並みのシーンもよかった。


フランスに行くとホントにこんな風景あるのかなー

と思ったけど ホントに在ろうと無かろうと絵になる町並みが凄く良かった。


こまごまと印象的なメッセージはあったけど

今思い出せる部分では アメリに部屋で自分が出てくるテレビを観させてる設定が巧妙だと思った。

しかもソレを観てアメリが泣いてるとか。

なんて云ったらいいんだろ。なんかこのシーン好きだからもう一回観たい。

そしたら自分の言葉にできそうなのに。

なんかこういった”このシーンにはこうゆうメッセージがあるんだろうな”ってゆうシーンが沢山あった気がする。


そして物語の最後にパズルのピースがはまるように

みんなが一歩前進する。

このためにあのエピソードがあって…ってのもまさしくパズルがはまるみたいに解決する。

総ての登場人物を思い浮かべて フム。 と思う。


あと最後のおじいさんの言葉に なんかジンときちゃった。

…でも実際は何事に関しても、すごく体力も精神力も要るのだょ…おじいさん。

わたしのおじいさんの言葉に対する感想ね。



深読み大好きなわたしにはバッチリな映画だった。