なにがしたいんだろう? | ★AMI-go☆around★

なにがしたいんだろう?

映画学科で演技を勉強してる妹が

わたしは役者になりたくないかも知れないと言い出した。

話を聞くと、なるほどと思う。

彼女はものづくりをしたいんだ。


それにしても、学生の自主制作の現場でも"俳優"は"客人"扱いだとゎ…。



その時の話の流れでしたわたし自身の話。



芸術学部に入って、8つある学科から放送学科を選んだ自分。

演劇学科の演技コース、映画学科の演技コース。

心に引っ掛かったコースはこの2コースで、放送学科より字で見るからに専門的だ。

(因みに放送学科は入学時、コースに分かれていない。)


わたしは演技だけを選べない。そんな勇気ない。

だからわたしは放送を選んだ。


でも、大学4年間を修了して追い込まれればきっとわたしもホンキで演技をしたいと思えるだろうという

甘えもあった。


そして修了した今。

演技をしたいという気持ちは無いといったらウソになるけど

これから演技に打ち込もうと言う意志は無い。

これからでも、色々覚悟の上で小さな劇団にでも入って修行して小さな公演に参加して

公演を観にきてくれたお客さんに小さな感動なり何なり与えられるかもしれない。

自分のやりたいことやって、例え少数でも認めてくれる人が居る。

それってイイことだと思うしそれでイイと思ってた。


けどなんか、今わたしが思ってることって明らかに入学当初とは違ってる。

自分が注目されるのって気持ちいいことだし、何より自分がその作品の世界の中に存在してたかった。

その想いは今でも消えないけど、

それよりも今のわたしは

自分よりも凄くて尊敬できるアーティストだったりクリエイターだったり作品に出逢って、より多くの人と

色んな気持ちを分かち合いたいって思う。

あわよくばそういった人たちと何かものづくりに携われるかも知れないし。


だから今、こう思うようにしてる。


演劇も音楽も映画も…とりあえずアートが好き。だからわたしは放送学科を選んだんだって。

俯瞰的にアートを視たかったし、自分の演技に対する才能にも見切りを着けたんだって。

やっぱり演劇や音楽や映画のような、作品の内側に自分の存在価値を見出したかったけど

一歩退いたことでもっともっとたくさんの人にも作品にも もしかしたら新たなジャンルのアートにも

出会えるかもしれない。

こうゆうのを伝えるのも、ジャーナリズムってゆうんかな??

これからどんな勉強をすればいいんだろう??



そうこう思ってたらmixiのシークレットスペインっていうコミュの管理人さんの生き方も素敵だな

と思ってしまった。

スペインの歴史や文化を伝承することをライフワークとされてる方で。

こうしてまるで水面下のような努力…と言ってしまっては失礼かもしれないけど

大事に守るべきものや忘れちゃいけないことを伝えていくこともイイなぁと思ってしまった。